市民劇団「演劇やまと塾」の代表として演劇の普及に努める 戸ヶ崎 正次さん 下鶴間在住 68歳
演劇への情熱で日々活動
○…50代から80代までの13人で、初秋に市健康福祉センターで行う年1回の本公演のほか、高齢者施設などで慰問公演も定期的に行う。劇は大和に因んだものを取り入れたオリジナル脚本を創作。最近は一人が担当していた脚本を色々な人が担うことになり、劇の幅も広がりをみせる。「上下関係のない楽しい仲間が集まり、一つのものを創り上げる楽しさをぜひ多くの人に体感してほしい」と呼び掛ける。
○…演劇の世界に入ったのは10年前。「急な代役が必要となり、最初は台詞もなく少しだけの出演と言われ渋々出演した」と振り返るが、徐々に違う自分になれる快感、直に聞こえてくる観客の歓声など、その世界に魅せられていった。代表には2年前に就任。「メンバーたちに支えられています」と感謝の意を示す。
○…国際交流活動にも力を入れる。英、仏、伊、西など今まで自宅に受け入れたホームステイは10カ国100人以上。「簡単な日常会話なら英語、仏語、中国語など5カ国語は話せるようになった」と世界各国に友人を持ち、定期的に旅行もする。こうした縁からイタリアの著名なプロ音楽家と知り合いになり、年1回、自宅に高齢者を招いた無料コンサートも実施する。「来場者は感動して帰る。人の喜ぶ姿を見るのが好き」
○…ここ2年はコロナの影響で公演が開催できていないが、昨年初めてWeb配信を行った。配信したのは宮沢賢治の童話を元にオリジナル脚本した5演目。「苦労も多かったですが、5000人以上の方に観ていただき満足感でいっぱいですね」と喜ぶ。今後もWeb配信は続け、将来は公演に並ぶ柱にしたい意向。「仲の良い世界中の友だちに、我々の劇を観ていただければ」
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>