山北町岸地区で4日に開かれた夏祭り。ステージに山北町役場の職員らで構成される音楽バンド『やくばんど』が登場した。ベンチャーズや「亜麻色の髪の乙女」「また逢う日まで」などを披露。ライブが終わると会場から「良かったよー」の声が飛んだ。
路上ライブで初演奏
『やくばんど』のデビューは2014年秋に山北駅周辺で開かれた夕市での路上ライブ。その後、町内の祭りなどに依頼があると出演し、地域貢献として活動している。職員と町民とのコミュニケーションにもつながっており、地域からも好評だ。
バンドマスターは現在、再任用で町民税務課に勤務している鈴木昌樹さん(61)。高校、大学と、音楽活動をしていた、という根っからの音楽好き。
入庁後に加わった役場のバンドは自然消滅になったが、5年ほど前に「音楽ができる若手職員が入った」ことから“やくばんど”の名前で、新たに音楽活動をスタート。
鈴木さんは「人様に聞かせるレベルではない」と謙遜するが、客層に合わせて選曲するなどステージ構成などにも力を入れる。メンバーは他に、職員の深井将時さん(54)、井上知洋さん(30)、中戸川敦誌さん(29)の4人と深井さんの娘で“助っ人”で参加する深井ほのかさん(22)の5人。
「賑やかしになれば」
出演料なしのボランティア。「地域の賑やかしになれば」とオファーがあれば応じている。作曲も手掛ける鈴木さんは「作詞をしてくれる人がいればオリジナル曲も検討したい」と意欲をみせる。
町の元気に職員の音楽が一役を買っている。
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