緊張感が漂うなか、町の課題を捉えた質問が相次いだ＝2月1日・山北町役場議場
山北町役場の議場で１日、山北町子ども議会が開かれ、川村小学校の６年生12人が議員として町長に質問し、議場と控室で全３学級の児童が本会議での質疑応答を傍聴した。
子ども議会は、町と町教育委員会が毎年開催している。従来は１学級の児童を対象としていたが昨年からは６年生全員が参加する授業となった。総合的な学習の時間を15時間ほど使い、町の課題を洗い出し、議論を重ねて質問原稿を作成。質問を託された12人が議席から町長に質問した。
桜祭りや遊び場、学校設備、通学路の安全など身近な課題から、空き家対策や循環バスの利用、スマートインターチェンジまで、質問は町政全般に及んだ。
御殿場線について質問した相良龍之介くんは「運行本数が少なくＩＣカードも使えないので困っている。鉄道の町として栄えた山北町が電車の利用しにくい町になるのはとても寂しい」と質問。これに対し湯川町長は「沿線の市町が皆で強く要望しているがＪＲ東海からは誠意のない回答しかない。多くの人が望んでいるので実現に向けて引き続き全力で取り組みます」などと答弁した。
この日の議事録は２月末までに公開される予定。
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