神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2017年7月22日 エリアトップへ

大雄町の機能別消防団員 地域の危機OBがひと役

社会

公開:2017年7月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

 消防団員の定数割れを打開しようと南足柄市が8日、大雄町に住む5人を「機能別消防団員」に任命した。人手の薄い平日の昼間などに火災が発生した際に経験を活かして特殊機材などを用い初期消火を担うことになる。

 任命されたのは元消防職員で自治会長の高橋重光さん(69)、元消防団員の山崎保弘さん(65)、鈴木英雄さん(61)、鈴木一郎さん(59)、鈴木博英さん(58)で、それぞれ数十年ぶりの現場復帰になる。現役復帰といっても活動範囲などが条例で制限されるため、あくまで消防団の補助役となる。大雄町の消防団は定員8人だが慢性的な欠員状態が続き、現在は2人にまで減った。危機感を感じた自治会は、昨年3月に消防団OBの「消防サポート隊」を発足した。

 きっかけは一昨年12月の建物火災。現役団員は会社勤めですぐに現場に到着できず、建物付近に住む住民の安否確認に手間取った。そんな状況を目の当たりにして「自分たちの地域は自分たちで守らなければならない」と強く感じた。

 ただ、あくまでも「支援」のため法律上消防団の資機材使用や保険加入が認められていなかった。「危険と隣り合わせである以上、メンバーの安全が確保されていなければ」と高橋さんが市に相談し、機能別消防団員制度の利用が決まった。

 有事に備えるだけでなく、現役団員の募集や火災を予防する環境づくりなどに力を入れるなどして地域の安全を守っている。

足柄版のローカルニュース最新6

春バラ華やかに香る

リコーダーを聴く

リコーダーを聴く

山北町でコンサート

5月18日

開成の文化団体が発表会

開成の文化団体が発表会

5月19日 大井町で

5月18日

出前講座で学びあおう

幻想的な竹灯篭

幻想的な竹灯篭

中井町 厳島湿生公園

5月18日

第27代、応募締切迫る

第27代、応募締切迫る

大井町のひょうたん娘

5月18日

あっとほーむデスク

  • 5月18日0:00更新

  • 5月11日0:00更新

  • 5月4日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook