夏の夕日の滝
「足柄山の金太郎」と言えば、知っている人も多いのでは。その金太郎の産湯に使ったとされているのが神奈川県南足柄市矢倉沢にある「夕日の滝」だ。南足柄市によれば、夕日に映える美しい姿から、その名前が付けられたという。
高さは23ｍ、幅5ｍほどで垂直に落ちるさまは圧巻のひと言。標高約500ｍのところにあり、周囲は夏でもひんやり。森林地帯ならではの静けさが滝の存在を際立て、独特の雰囲気を醸し出している。夏の緑、秋の紅葉、冬の樹氷と、滝は季節によって表情を変え、それぞれに魅力がある。
滝つぼに向かう途中には「金太郎の力水」と名付けられた湧水がある。添えられた看板には、「金太郎は地蔵堂の四万長者といわれたお金持ちのむすめの子として生まれたと伝わっていることから、この水で銭洗いをして四万長者にあやかってみてはいかがでしょう」と記されている。滝を見てからの銭洗いコースがいいかもしれない。
冬に見られる氷瀑
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