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戸塚区版 公開:2012年3月8日 エリアトップへ

待機児童解消に一役 4月から保育所送迎がスタート

教育

公開:2012年3月8日

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 朝・夜の時間外保育や指定保育所への送迎を行う「送迎保育ステーション」が4月、戸塚駅西口に開設される。これは横浜市が昨年4月に民間企業と協働で始めた事業で、戸塚区では初。戸塚駅、東戸塚駅周辺に集中していた待機児童の分散・解消を目指す。

 今回、同ステーションとして開設されるのは、0〜5歳児、計110人が入所可能な「グローバルキッズ戸塚第二保育園(仮称)」。横浜市と東京都で保育所を複数経営している(株)グローバルキッズが運営する。戸塚駅徒歩2分(戸塚町5043-2)という利便性の高い立地と朝・夜の時間外保育の実施で、働く保護者の送迎負担の軽減が期待されている。

 3〜5歳児は朝、ステーションへ登園。指定保育所(舞岡保育園、原宿保育園、俣野保育園のいずれか)の開所時間に合わせバスで移動する。保育が終わる夕方にバスでステーションに戻り、保護者が迎えに来るまで保育を行う。送迎料は片道100円。対象となるのは、居住地と指定保育所が離れている、または指定保育所の開所時間が保護者の都合に合わない場合などで、選考が行われる。0〜2歳児はステーション内の乳児保育所で1日保育する。

待機児童の分散へ

 市や区によると、区の待機児童数は2011年10月1日時点で95人。区内には認可保育所が38カ所あるが、うち23カ所は受け入れ可能にもかかわらず、空きがある状態。その多くは駅から離れており、送迎が不便なため、入所希望が少ないという。

 市こども青少年局の職員は「保育所の空きを有効活用でき、保護者の送迎も楽になる。3〜5歳児が保育所に行っている日中は一時保育にステーションを利用することも可能」と話す。4月1日入所分の受付はすでに締め切っているものの、定員に空きがある場合は順次、受付と選考が行われる。今後、体験乗車なども実施される予定。

少ない他区での利用

 利便性が注目される一方で、昨年4月に開設された都筑区と旭区のステーションの周知不足や旭区の送迎利用者が少ない現状がある。旭区では送迎定員72人に対して昨年12月時点で利用者は6人。開設1年目とはいえ、同区では事業の有効性が疑問視されそうだ。

 市は周知不足を受け、次年度開始分の広報に注力したという。戸塚区の担当者は「現在、入所者の選考中だが、区内の利用希望者は数十人おり、事業として問題はないと思う」と話している。
 

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