地域を意識した経営や、地域貢献の視点で社会的活動などに取り組む企業が認定される「横浜型地域貢献企業」。2013年度後期には新たに35社が認定され、認定企業は計287社となった。戸塚区からは(株)長野工務店(小雀町、長野真行代表取締役)、幸和建設工業(株)(東俣野町、武田幸光代表取締役)の2社が認定を受け、3月24日に横浜市副市長から認定証が授与された。
(株)長野工務店
土木工事や水道、太陽光事業などを手掛ける同社は、今年で創業100年という節目を迎えた。朝礼前に同社周辺の公道を全社員28人で1時間清掃する活動を月に4回行っているほか、犯罪の抑止や子どもの見守りなどのための青色防犯パトロールにも参加している。 定期的な活動だけでなく、2月の大雪の際には、バス停から同社裏手にある病院までの雪かきを実施したり、吸い殻などのごみを日常的に拾ったりもしているという。「近所の方からは『ごくろうさま』と声をかけられることもある」と相楽浩一部長は笑顔を見せる。認定を受け、長野代表取締役は「日ごろから地域への貢献活動を心掛けている。今後も活動を続けていけたら」と話していた。
幸和建設工業(株)
土木業を営む会社として1984年に創業。12年程前からは住宅リフォームなど建設関係の仕事も手掛けるようになり、一般市民との関わりが増えた。そこで、企業や社員の雰囲気を知ってもらう機会として、自社の会議室を1時間500円で地域に開放している。「周辺に大勢が集まれる場が少なく、カルチャー教室や小学生の卒業パーティーなどにも利用されている」
そのほか、仕事中に救急な場面に遭遇した際などの対応に、全社用車に救急キットを搭載。夜間の仕事もある従業員の労働環境も整備しようと、社内に仮眠室やシャワールームも設置した。「創業30年の業界では後発の会社。大切にしてきた社会や人との関わりを評価してもらえて嬉しい」と武田代表取締役は話していた。
|
<PR>
戸塚区・泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>