名瀬中3年厚浦大地くん 関東、全国の舞台へ 男子共通3000m
市立名瀬中学校(川口潤一郎校長・生徒数556人/7月23日現在)3年、陸上競技部の厚浦大地くん(15)=上品濃在住=が7月5日・6日に行われた県の選抜陸上競技大会、男子共通3000mで8分57秒68の自己ベストを記録し優勝、8月に香川県で開かれる全国大会(8月17日〜20日)への切符を手にした。21日の県大会では同種目を9分01秒88で優勝し、関東大会(平塚市/8月7日・8日)への出場も決めた。
全国大会への出場権をかけた選抜陸上競技大会の同種目の標準タイムは8分59秒00。厚浦くんのそれまでの自己ベストを8秒ほど縮める必要があった。標準タイムを切れば全国大会に出場できるため、レース前には出場するライバルらと「一緒に全国を決めよう」と誓い合った。
3年間の目標だった全国、また関東への出場を決め「最高にうれしい」と厚浦くん。両親からは「良くやったね」と労いの言葉を受けたという。「速い選手が集まる大会で自分の力を試したい。大会の目標は入賞」と力を込め、将来の夢に箱根路の舞台を挙げた。
同部の川崎真一顧問によると厚浦くんは「365日走っているのでは。とにかく真面目」。1年夏の大会の1500mに出場した際、「周囲との差を感じた」(厚浦くん)ことがきっかけで、夏休み明けからは昼休みにも校舎の周りを走るようになった。教え子のひたむきな姿勢を見守ってきた川崎顧問は「(本番では)ビビらずに自分のレースをして、力を出し切ってほしい」と激励した。
厚浦くんが他の部員と一緒に走る姿は校長室の窓からもよく見えた。川口校長は「夢を叶えるため、怪我には気を付けて、諦めずに進んでもらいたい」と話していた。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
4月18日