横浜市消防訓練センターで11月30日、中学生を対象に防災対応力を強化する研修が行われた。主催は戸塚区役所、共催は戸塚区青少年指導員協議会。
3回目となる今年は定員60人に対して67人が研修に臨み、区内中学校全11校から参加があった。参加者は6班に分かれ、心肺蘇生法や放水体験、仮想避難所の段ボール区分けなど、さまざまな研修を受けた。
心肺蘇生法では、AEDの使用法や止血などの応急処置を学び、受講した中学生には救命入門コース参加証が交付された。人形を使った心臓マッサージでは両手でリズムよく作業を続けたが、中には「疲れた」と本音を漏らす生徒も。放水体験では、消火栓のマンホールを開けてホースをつなぎ、的となる建物に向けて放水した。想像以上の水圧に驚きの声も上がった。
今年初となった段ボールの区分け訓練では、「こうしたらどう?」などと意見を言いながら思い思いのスペースを完成させた。使用済みガムテープの芯をドアの取っ手に利用したり、段ボールを重ねて丈夫に作ったりと工夫する発想に、青少年指導員や職員らも感心して見守っていた。
参加者からは「研修で知ったことを地震などが起きたら実践できるようにしたい」「どの体験も役に立つ」「いざというときに、動けるようにしたい」などといった感想が寄せられた。
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