戸塚区内で今年1月から10月2日までに発生した振り込め詐欺の件数が32件、被害額は3800万円にのぼり、昨年同日の14件に比べて倍以上、額も3000万円近く増加している。
戸塚警察署によると、被害件数・額ともに近年でも突出して多いことから、注意を呼び掛けている。
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詐欺の内訳としては、息子や孫を名乗って金銭をだまし取るオレオレ詐欺が24件、架空請求詐欺が6件、還付金詐欺が2件と続く。
ハガキで支払い要求
最近多いのが、架空の組織から「貴方宛に訴状が提出された」といった旨が書かれたハガキが送られてくるケース。ハガキに記載されている弁護士などの連絡先に電話した人に対し、支払いを要求するという。
また、オレオレ詐欺等で東戸塚駅周辺のショッピングモールの無人ATMを指定し、お金を振り込ませる手口が増えていることから、同署では同駅周辺の店舗に対し警備強化を呼びかけている。
一方、銀行等の金融機関が振り込め詐欺を防止した件数も多く、10月2日現在で40件に上る(昨年9月30日現在で16件)。
同署の担当者は「金融機関の尽力もあり防止件数は多いが、手口も多様化している。電話口で振り込みを指示されたら必ず相談を」と話す。
地域の活動が奏功
刑法犯全体の認知件数は減少しており、10月2日現在で昨年比112件減の903件にとどまった。
今年3月のピーク時は前年の倍以上にのぼっていたオートバイ盗の件数は減少しており、10月2日時点で昨年比4件増の110件。自転車は昨年比65件減の169件だった。同署では「地域の方の地道なパトロールが効いているのでは」としている。
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