神奈川県内で振り込め詐欺が多発しているが、これまでの手口である「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」に加え、「カード手渡し型」が増加傾向にあり、保土ケ谷警察署(森元博署長)では、区民に注意を呼び掛けている。
デパートのカード
実際に区内にかかってきた電話では、有名デパートを名乗り、「バッグ売り場で6万円の買い物があり、あなたのクレジットカードが使われていた。落としていませんか」と言い、「心当たりがあったらデパートのサポートセンターに電話してほしい」と電話番号を教えたという。電話を受けた人は、カードを自分で持っていたので振り込め詐欺と気づき被害はなかったが、言われた番号に電話をかけていたら、振り込め詐欺につながる恐れがあった。
県警・金融庁名乗り
また神奈川県警を名乗る電話では、「カード詐欺が発生し、リストにあなたの名前が入っている。すぐに金融庁から電話があります」と言い、電話を切るとすぐに金融庁を名乗る人から電話があり「あなたの口座からいくらか引き出されている。すぐ近くに職員がいるから、家にきたらキャッシュカードを渡してほしい」と言われたという。
同署生活安全課では「署員や職員がキャッシュカードを預かることはない。キャッシュカードは絶対に他人に渡したり、暗証番号を教えたりしないで」と呼びかける。
このほかにも振り込め詐欺の手口は、「新しいカードに切り替えるから古いカードを取りに来た人に渡してほしい」といった電話もあり、「常に新しい手口を考え、電話をかけてくる。少しでもあやしいとおもったら、すぐに周りの人や警察に相談してほしい」と話している。
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