北鎌倉女子学園卒業生で、現在はソプラノ歌手として活躍する市原愛さんが、年末恒例となっているNHK交響楽団の「第九」演奏会に出演することが決まった。同学園出身者がソリストに抜擢されるのは初めて。市原さんは「憧れの舞台にたどり着き、夢のような気持ち」と語る。
「年末の風物詩」となっているベートーヴェンの第九演奏会だが、もともとはNHK交響楽団の前身・日本交響楽団が1947年12月に行ったコンサートが絶賛されたことを受け、定着したものと言われている。
今年はドイツ人指揮者・クリストフ・エッシェンバッハさんがタクトを振るい、市原さんはメゾ・ソプラノの加納悦子さん、テノールの福井敬さん、バリトンの甲斐栄次郎さんとともに歌声を披露する。
市原さんはピアニストを目指し北鎌倉女子学園音楽科に入学したが、教諭に才能を見いだされて声楽に転向。卒業後は東京芸術大学を経てミュンヘン国立音楽大学大学院を修了し、国内外で歌手として活躍している。「日本を代表するオーケストラと共演させて頂くことになり嬉しい。鎌倉の皆様にも応援して頂けたら」と話している。
演奏会は12月22日(金)にNHKホールで。午後7時開演で、チケットはN響ガイド(【電話】03・5793・8161)などで取扱い中。
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