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鎌倉版 公開:2015年6月12日 エリアトップへ

「鎌倉を歌い、元気にしたい」 地元在住の2人がライブと新作リリース

文化

公開:2015年6月12日

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小川コータさん(左)ととまそんさん
小川コータさん(左)ととまそんさん

 「鎌倉のフォークソング」を歌う市内在住の2人組「小川コータ&とまそん」が6月14日(日)、きらら鎌倉ホールでコンサートを開催する。2010年より「ローカルを突き詰める」をテーマに活動し、同ホールでの演奏は当時からの念願。同日、ニューアルバムもリリースされ「多くの人に自分たちの音楽を届けたい」と意気込む。

 ももいろクローバーZなどのアイドルグループにも楽曲提供する作曲家の小川コータさん(極楽寺在住・37歳)と、ベーシスト兼プロデューサーのとまそんさん(材木座在住・33歳)の2人は2010年、大町の飲食店で出会い、意気投合。2人での活動を始めた。

 結成直後から商店街の依頼でイベントのために楽曲を制作。その後も「ローカルを突き詰める」をコンセプトに「依頼があれば何でも作りました」と小川さん。そうした姿勢が口コミで広がり、他の商店街やイベントの際に声がかかるようになったという。

 11年にはファーストアルバム「海の見える町」をリリース。毎月場所を変えて行われるライブイベント「満月キャラバン」は3年目、開催回数は30回を超え、着実にファンを増やしていった。こうした活動が評価され、鎌倉エフエムのコーナー「鎌倉オトスケッチ」のパーソナリティを12年から務めるほか、鎌倉を紹介するテレビや雑誌にもたびたび取り上げられている。

 とまそんさんは「鎌倉での何気ない日常に加えて、自分たちが大好きなお店の名前も歌詞にたくさん登場する。そんな聞く人にとっても身近な事柄が歌になるのが新鮮なのでは」と話し、小川さんは「住んでいる土地の歌は、聞く人を限定せず老若男女を繋ぐ」とローカルな歌が持つ力に手ごたえを感じている。

 14日のコンサートはチケット280枚が早々に完売した。「商店街の方や歌詞に登場するお店の方が口コミで広めてくれた。こうしたダイレクトな関係がなにより面白い」と2人。地元のことを歌い、地元から反応が返ってくる。そんな循環が生まれている。

 コンサートの開催に合わせ、ニューアルバム「波街GLORY」がリリースされる。小川さんは「夏にかけて出演予定のイベントがいくつかある。皆さんにお会いできるのが楽しみです」と話している。

 活動スケジュールやアルバムの入手方法などの問い合わせはホームページ【URL】http://kotatoma.net/6または【携帯電話】090・3694・5016へ。

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