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鎌倉のとっておき 〈第162回〉 江ノ島電鉄の「歴史」と「魅力」

公開:2024年5月10日

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鵠沼橋の江ノ電
鵠沼橋の江ノ電

 「鎌倉と言えば?」の1つに江ノ島電鉄があげられる。愛称「江ノ電」として親しまれている。「歴史」の始まりは1902年。江ノ島電気鉄道として開業し、開通は全国で6番目である。江ノ電の始発は鎌倉というイメージを持たれているが、実は藤沢が正しい。もともとは藤沢から片瀬を結ぶ路線として開業した。そのため藤沢から鎌倉が「上り」、その逆が「下り」になる。当初39駅であったが駅間の距離が短いこともあり、長くして現在15駅に至っている。2022年には開業120周年を迎えた。

 江ノ電の「魅力」は主に2つある。まずは沿線付近に住宅街や海、店などが多々あり、地域の住民と生活感が密接につながりあった環境を作り出しているという点だ。また、龍口寺、御霊神社、極楽寺、和田塚などといった鎌倉を知るうえで重要な歴史的建造物があり、江ノ電は鎌倉の歴史を知る上でも非常に重要な意味を持つ。次に沿線上に名所が数多くあることだ。例えば、鎌倉高校前駅の踏切は漫画の舞台にもなった。普段は電車が通りすぎる姿の写真を撮ろうとシャッターチャンスを伺う観光客で賑わう。鵠沼橋では、江ノ電が橋を渡るときの姿と快晴の景色がうまく調和する。長谷の御霊神社も沿線付近にあり、特に梅雨の季節になるとトンネルから顔を出す江ノ電とアジサイの姿に、この上ない風情を感じる。

 このように江ノ電には人を惹きつける唯一無二の「歴史」と「魅力」が数多く詰まっている。

        中田晋

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