2013年度当初予算案 定住化促進に配分 南足柄市は一般会計１３５億８千万円
足柄上地区の各自治体で13年度当初予算案の概要が発表された。予算規模や重点事業などが盛り込まれたもので、当初予算案は市町議会の第１回定例会で、12年度補正予算などとともに審議される。
〈南 足 柄 市〉
南足柄市の13年度当初予算案は一般会計が１３５億８千万円で、前年度に比べ３億８千万円（２・９％）増。増額分は土木費の投資的事業（大型事業）の増などによる。歳入では市税で固定資産税の増収、国庫支出金及び市債で社会資本整備総合交付金事業の増加など。歳出では人件費の削減や事務事業の見直しなどで支出を抑える一方、教育費は学校教育施設設備事業費などが増額になっている。
新年度予算編成に当たっては事業の「選択と集中」を念頭に置き進めた。「防災、福祉、教育」に係わる事業を重点に、定住促進や交流人口拡大に係わる施策を優先的に実施。身の丈にあった行財政運営を確立する。
主な新規事業は被災者支援システム導入事業、未熟児等養育医療費助成事業、学習支援・居場所づくり事業、(仮称)教育振興基本計画策定事業、(仮称)金太郎まなび塾事業、文化会館設備改修事業、スポーツ推進計画策定事業、住宅支援（空家対策）、少子化対策、就労支援、結婚応援、定住・交流促進事業のＰＲ、(仮称)大口河川敷パークゴルフ場施設整備事業など。
〈松 田 町〉
松田町の13年度当初予算案は一般会計が37億８千万円で、前年度に比べて１億２千万円減（３・１％）。個人町民税の減収など財政を取り巻く環境が厳しい中、限られた財源に見合った「身の丈にあった予算」を目標にし、「松田の魅力づくり・住みやすさづくり・持続的なまちづくり」につながる予算、にした。主な新規事業は新設保育所整備支援事業、妊産婦歯科検診、再生可能エネルギー利用促進事業、河川・水路自然浄化対策推進事業、陸前高田市スポーツ交流事業など。
【大井町、山北町、開成町は次号以降で掲載】
加藤修平市長
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島村俊介町長
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