松田町の本山博幸町長は22日、まつだ観光まつりで「オール松田おもてなし宣言」を発表した。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて町の姿勢を内外に示し個別の事業などにも反映させるという。
オリンピックの招致活動で注目された「おもてなし」の言葉は、客人を迎える際の気持ちや所作を表す単語で、日本人ならではの気配りや目配り、心配りを表す言葉。英語では「ホスピタリティ」とも言われサービス業においても不可欠な要素として活用されている。
松田町は「おもてなし宣言」の文案を示したうえで8月12日から20日にかけて町議会や関係団体などに意見や提案を求めた。今後、この「おもてなし」をキーワードに、町に訪れる人や、町民が互いに思いやる際のキーワードとして活用していく考え。
宣言は「明るい笑顔でおもてなし」「爽やかなあいさつでおもてなし」「記憶に残る体験でおもてなし」など10項目の方向性を示している。これらは町長をはじめ役場の職員も率先して実践する考え。
松田町は古くから交通の要衝として栄えてきた。10年前の1995年から人口減少が始まり、今年8月1日現在の人口はピーク時から2千人減り1万1209人。町政策推進課では「『おもてなし』を推進することで町のイメージが良くなり、交流・定住人口の増加につながれば」と期待している。
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