寄 稿 地域を知り、知ってもらうことが大切 神奈川県議会議員 せとよしお
3月24日で第1回定例会が終了し、総額3兆3698億円の予算が可決いたしました。一般会計は過去最大の2兆137億円。28年度は南箱道路や県西活性化プロジェクトの推進などが図られることになります。
1年間の議会活動を通じて強く感じたことは、私たちの県西地域、南足柄を他の議員に知ってもらうことが何よりも大切だということでした。知ってもらうことが必ず理解につながっていくはずです。そこで2月5日に同期の議員6人で南足柄市を中心に企業等を視察いたしました。
最初に訪問したのは、南足柄市班目の東雄技研株式会社。菊地会長のご案内でお話を伺いました。同社は、強化プラスチック成型を主力に製造する中小企業で高い技術力を持ち、スカイツリーの電波機器のカバーを制作したことで知られています。特殊な強化プラスチックの分野ではトップの技術力を持っています。
技術を生かした多品種少量生産で価格競争のない分野を手掛けており、軽量強靭な製品に定評があります。菊地会長のお話では、何よりも力を注いでいるのが技術者の育成とのこと。いわゆる「職人技」の育成ということです。優れた技能者の技術が高度な製品を作り出す源だと感じました。さしずめ南足柄版「下町ロケット」ともいえそうです。
続いて、南足柄箱根連絡道路の工事現場で県西土木事務所長等から工事概要や今後の予定など説明を受けました。2020年の完成まで事業を円滑に進めるためには他の県議の理解を得ることは大切なことです。
3番目の富士フイルム先進研究所ではフイルム写真の衰退から同社が総合医療産業へと脱皮していく経過を研究サイドから伺いました。最後はアサヒビール株式会社神奈川工場を訪ね製造工程を見学しました。装置産業の代表にも見えるビール製造も味覚だけは人によって検査していることが大変興味深いと感じました。製造業は人の技術によって支えられている。これが実感であります。人の技術を生かす地域社会づくりも大きな課題ではないでしょうか。
■せとよしお事務所
南足柄市千津島65
【電話】0465・73・5105
【FAX】0465・74・0960
【メール】setoyoshio@gmail.com
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