南足柄市斑目の大口河川敷パークゴルフ場で9日、「第1回理事長杯」が開かれ市内外から107人が参加した。開業から3年目を迎えたこのパークゴルフ場は市民が整備した全国的にも珍しい施設だ。
市内には2カ所のパークゴルフ場があり、その1カ所が大口河川敷パークゴルフ場。NPO法人金太郎リバーサイド倶楽部(荒井晴男理事長)が市の指定管理者で、年末年始と雨天時を除き無休で営業している。 利用時間は朝9時から夕方5時まで。料金は1回200円でプレイヤー同士の交流も盛んだ。
そもそもこのコースは2009年から4年がかりで市民が整備した。背丈ほどの雑草に覆われた河川敷に目をつけた有志らの申し出を受けて市が県から占有許可を得て造成を後押し、地域の事業者も手弁当で整備に参加したが、作業開始から1年がたった2010年9月の台風でグラウンドに土砂が流れ込み壊滅的な被害を受けた。「一時は断念も検討した」(荒井理事長)が作業を再開。2013年10月に18ホールのコースをオープンさせた。
今月9日の大会に参加した開成町の斉藤良一さん(71)によると、このコースには県内で唯一長さ100mのロングコースがあり各地から人が集まる。昨年9月に伊東市から南足柄市に移住した奥野美和子さん(70)は「山北町や広町、開成町、中井町にもコースがありこんなにいい環境はない。コースに行けば友達もいる」と話していた。
NPOには、現在のコースの下流側にコースを増設する構想がある。市も「大変ありがたいこと。市民の健康増進に貢献して頂いている」と歓迎している。
9日に開かれた理事長杯の優勝は、男子の部/淵脇三郎さん、女子の部/露木一江さんだった。
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