山北駅前のふるさと交流センターであす5日(日)、「山北鉄道模型エキジビジョン」が開かれる。小田原鉄道歴史研究会(小室刀時朗会長)が鉄道ファンの交流と、再始動したD52形蒸気機関車運行の支援を目的に行う。
このイベントは山北町が昨年10月14日に行った「D52奇跡の復活祭」を機に11月頃に企画された。「地元を知って誇りを持ってほしいという想いから始まった」と担当の飯田隆幸さん(43・小田原市)は振り返る。
地元の高校生たちの活動を後押しするねらいもある。神奈川県内の鉄道研究部が参加した鉄道研究発表会をみて文化祭以外の目標を作ろうと県西部の高校に声をかけたところ、旭丘高校交通研究部(小田原市)が参加することになった。
当日は2階スペースに5メートル×2メートルのNゲージの鉄道模型レイアウトを設置。線路は4線あり、御殿場線や小田急線のロマンスカーなど県西地域で見られる電車を中心に48編成を走らせる予定。D52形蒸気機関車や、いま御殿場線を走っている313系電車も登場する。
レイアウトは小田原市をイメージしたもの。春の桜まつりや冬のだるま市など、季節を感じられる内容を盛り込んだ。「ゆくゆくは山北町のレイアウトを作って公開したい」と飯田さん。
時間は午前11時から午後5時まで、入場無料。会場に募金箱を置いて山北D52展示線路の延長資金を募るほか、高校生が撮影した鉄道写真も展示する。
飯田さんは「人それぞれに物語があるように、鉄道にもある。楽しんでもらえれば」と話した。
問い合わせは研究会の飯田さん【携帯電話】090・1730・2123へ。またこの日は、センター周辺でやまきた駅前朝市もある(午前7時〜昼12時)。
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