開成駅東口の駅前第2公園に高さ5・2メートルの時計が設置される。開成町商工振興会(瀬戸浩雅会長)と松田ライオンズクラブ(以下松田LC・山田貴弘会長)が寄贈し、3月29日に町への贈呈式を行う。
駅前の整備が進むなか、地元のパレットガーデン自治会(407世帯・鉾崎崇行自治会長)から町にたびたび時計台の設置が要望されてきたが実現には至っていなかった。
こうした地域の事情を知った松田LCの山田会長が自ら副会長を務める商工振興会との双方に時計台設置への協力を打診したところメンバーや会員が同調して今回の寄贈が実現した。
松田LCには開成町、松田町、大井町の会社経営者ら26人が所属。商工振興会には開成町内の事業者195件が加入している。会費などから浄財を出し合い町民に還元する社会貢献事業とした。
府川裕一町長は「町として設置計画がないなか協働の取組みで設置していただけるのはありがたいこと」と話し、山田会長は「単独の団体ではできない事でも団体間で協働すれば可能性も広がる」としている。
設置される時計台は太陽光発電と電波修正機能付き。駅東口からすぐの植え込みに設置される。開成町のロゴマークと「あじさいちゃん」、商工振興会が公募したキャラクター「せとわらし」が描かれる。
3月20日から設置工事が始まり29日(水)午前11時に贈呈式を行う。
「せとわらし」プレゼント
時計台の贈呈式では来場者に「せとわらし」=イラスト=のキーホルダーがプレゼントされる。数に限りあり。先着順。
「せとわらし」は開成町商工振興会が2013(平成25)年度の事業で、町内外から公募したキャラクター。応募のあった134件の中から「瀬戸屋敷に住む座敷童のようなもの」という設定などが目に留まり選出された。
開成町ではイメージキャラクターの「あじさいちゃん」がプロモーションに活躍していたが、これを機に「せとわらし」も表舞台に出る機会が増えそうだ。
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