著書『日本のアタリマエを変える学校たち』を7月12日に発売する 有澤 和歌子さん 柿の木台在住 61歳
道を広げる、世界が変わる
○…「すべての都道府県にインターナショナルスクールを」。その実現に向けて、自身2冊目となる『日本のアタリマエを変える学校たち 誰もがインターナショナルスクールで学べるように』を上梓。教育の国際化に取り組む国内の学校や団体を紹介する。「まずはインターナショナルスクールという選択肢があることを知ってほしい」
○…富山県射水市の出身。大手企業に長く務めたが、10年ほど前に縁あってカンボジアの大学を運営する学校法人へ。畑違いの教育業界に転職して見えたのは、国内での留学の認知度と需要の格差。「特に地方では、よく知らないまま一方的に反対する大人や、留学できることも知らない子どもが多かった」。”知らない”ために選択肢を与えられていないことに気づいたという。
○…「まずは大人が知ろう」と教育システムが整うデンマークへ留学。「学校は様々な文化や事情を持つ人が助け合い、共生を学ぶ場所だった。自分の世界が変わった」と当時の衝撃を語る。同時に、インターナショナルスクールに通う息子の世界が広がっていくのを近くで見てきた。国際教育の重要性を肌で感じ、子どもたちが平等にその機会を得られるようにするため、考えたのが公立のインターナショナルスクール。学費を抑え、国内にいながら異文化に触れられる選択肢だ。
○…2021年に、留学先の名前を冠したDenmark株式会社を起業。国内の学校や企業で授業や講演を開き、インターナショナルスクールの日本誘致などをサポートしている。国際教育への注目度が上がってきている地方から、教育と世界をつなぐことが目下の課題だ。より多くの子どもに世界が変わる選択肢を届けるため、先陣を切って発信していく。
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>