師岡熊野神社 今年の景気の行方 どうなる? 1062回目の「筒粥神事」
師岡熊野神社(石川正人宮司)で14日、今年1年の農作物の出来や世の中を占う「第1062回 筒粥神事」が行われた。
大釜の中で27本の葭の筒と米を一升入れ、本殿裏にある「の」の池の御神水を加えて炊き上げる。石川宮司が葭を引き上げ、筒の中にどれだけ粥が詰まっているかで吉凶を占う。天暦3年(949年)から続いており、市の無形民俗文化財にも指定されている。
厳しい寒気に包まれながらも晴天に恵まれた当日は、参拝者や氏子らが多数集まり、占いの行方を見守った。石川宮司が、炊き上がった筒を見て「大麦-三分」「小麦-三分」「粟-半分」「蕎麦-半分」「大豆-半分」などと農作物の出来を読み上げた。
例年もっとも注目される「世の中」(景気)の吉凶は「十分」で、参拝者らから喜びの声が上がった。
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