港北高 校舎の耐震化が進行中 2014年度に本館の補強・建替え終了予定
神奈川県は現在、県立高校校舎の耐震化を進めている。区内にある県立港北高校(加藤孝夫校長・生徒数796人)校舎も補強、建替え工事が行われる。本館工事は2014年度に完了する予定だ。
* * *
港北高校は、当初本館1と特別教棟2が「大規模補強」に、本館2は建替または大規模補強が必要な「大規模低強度」との診断がされていた。その後、壁に溝を入れることにより、強度だけでなく、柔軟性も加わる「スリット」という手法が耐震化に有効なことが判明。これにより本館1と特別教棟2は「小規模補強」に変更になり、本館2は建替が決定した。本館1と2は今年度と次年度で設計がされ、14年度に工事を終了する予定。特別教棟2は16年度に工事を終える方針だ。
既に校内には本館2の仮設校舎が建設、使用されており、本館1の仮設校舎は今年度中に完成される見込みだ。
大規模補強は53棟
神奈川県は07年度に「県立教育施設再整備10か年計画」(まなびや計画)を策定、約1千億円を計上した。計画は当初、県立高校校舎の耐震化のほか、特別支援学校の整備推進や校舎老朽化対策などを盛り込んでいたが、策定後の08年、中国・四川省大地震、岩手・宮城県内陸地震により、人的被害が多数出たことから、計画の中心を校舎の耐震化に変更。16年度までに大規模補強を完了させる方針だ。
県が行った耐震診断の結果(08年9月末時点)、46校・97棟が大規模補強を要することが分かった。スリット使用による再診断をした結果、今年3月末日時点で既に工事が終了した校舎を除くと、大規模補強が必要な校舎は53棟に減少した。一方、小規模補強で済む校舎は高校で239棟、特別支援学校で22棟となっている。
県では「(スリットは)万全ではないが、構造計算の結果、耐震性は上がる。これに鉄骨を入れたり、壁を厚くしたりするなどの改修工事を加えることにより、校舎の倒壊、崩壊の危険性は低くなると考えている」としている。
|
|
|
|
|
|
PCジャングル本店だからできる中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews |
|
<PR>