神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2011年7月28日 エリアトップへ

区内熱中症搬送者数 昨夏を上回るペース 過度の節電も一因?

社会

公開:2011年7月28日

  • LINE
  • hatena

 港北区内の熱中症による搬送者数が急増している。昨夏の記録的猛暑での搬送者数を上回るペースだ。過度の節電による影響も心配されており、市では「節電しながらの熱中症対策を」と呼びかける。

 区内の熱中症による搬送者数は、5月1日〜7月20日現在で24件(5月0人、6月7件、7月17件)。昨年同期(5月1日〜7月22日)で13件だったことに比べると、すでに11件の増加となっている。

 発生要因は、屋外作業9件、居室内、運動、車内が各3件、屋内作業、屋内その他が各2件、歩行中、自転車・バイクが各1件となっている。年代区分で見ると、高齢者7人、成人16人、少年1人、乳幼児0人。症状では、軽症13人、中等症11人となっており、重症、重篤、死亡は発生していないという状況だ。

市内全体では昨年の5倍

 横浜市全体での熱中症搬送者は、7月20日現在で336人。5月1日〜6月30日ですでに98件発生しており、過去最多を記録した昨年には、同期で19件だったことと比較すると、5倍以上増加した。さらに、7月だけで238人が搬送されており、最高気温30℃以上の日が続いたことで件数が増えたようだ。

 発生場所は、屋内が66%、屋外が34%となっており、特に「居室内」が全体の約3割を占めている。年齢別で見ると、70歳代が最多の17%を占め、次に60歳代が16%、80歳代が12%と続く。搬送者の約4割が高齢者であることから、市は室温が28℃以上になる場合はクーラーを活用するよう呼びかけている。市衛生研究所では「今年は例年以上に節電対策が求められているため、我慢しすぎてしまう高齢者が心配。 クーラーによる冷えを好まない人も多いので、扇風機や、シャワーやタオルで体を冷やす工夫も活用してほしい」としている。

若い世代も要注意

 節電により、例年以上に”厳しい夏”となっていることから、暑さ対策に力を入れる人が増えているようだ。トレッサ横浜にある「横浜港北ロフト」では、体を冷やすグッズの売上げが昨年の3倍に。首に巻くタイプや、寝る際に敷くマットが売れ筋という。

 港北区医師会の内藤英二会長は「最近では若者も、めまいや軽いしびれの症状で搬送される。体調が悪いときは、日中の外出や運動は避けてほしい」とする。
 

港北区版のトップニュース最新6

障スポ大会で全国3位

フットサルFC ポルト

障スポ大会で全国3位

新横浜を中心に活動

4月25日

都市型SC「そよら」オープン

高田西

都市型SC「そよら」オープン

あす4月26日 セレモニーも

4月25日

横綱から「すもう場」

新横浜公園

横綱から「すもう場」

今年度中に完成予定

4月18日

公園すべて禁煙へ

横浜市

公園すべて禁煙へ

条例改正目指し、来春から

4月18日

次世代太陽電池で連携

マクニカ

次世代太陽電池で連携

実用化に向け 県・開発者と

4月11日

「受け入れ拒否」経験44%

盲導犬使用者

「受け入れ拒否」経験44%

協会、23年対象に調査

4月11日

PCジャングル本店だからできる

中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート

https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

  • 支援員の謝金が倍に

    公明党市議団の要望がカタチに 市政報告

    支援員の謝金が倍に

    横浜市会議員 望月やすひろ

    4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook