港北区版 掲載号:2012年5月17日号
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横浜市 クールビズを前倒し 節電対策は昨年以下に

社会

 東日本大震災による電力不足を受け、節電対策の必要性から横浜市は今夏、5月1日から「クールビズ」を開始した。例年6月1日から実施されているが、開始日を昨年の5月9日からさらに前倒した。期間は10月31日(水)まで。

 クールビズとは暑い夏の間、仕事上の衣服を軽装化し、冷房時の室温を28度に設定することで節電に取り組むもの。一般的には2005年夏から開始されたが、横浜市は全国に先駆け2002年から実施している。

「輪番休館」は実施せず

 今夏の節電対策は、担当である環境省が率先して今月1日からクールビズを開始している。横浜市の取り組みもこの動きを受けたものだ。

 市は今夏、クールビズに伴う「冷房温度の28度設定」のほか、「不要な照明の消灯」「使用していない事務用機器の電源オフ」などで節電の取り組みを始めた。一方、昨年の電力不足の影響で、市民の節電に対する意識が定着していることもあり、「地区センターなどの輪番休館」などの大きな対策は実施しない見込みだ。市温暖化対策統括本部は「節電対策は先導的な役割もあり、市が率先して実施しています。できるだけ市民生活にご不便がない範囲で、公共施設の節電に取り組みます」と話す。

 昨夏、市は5月9日からクールビズを開始。また、「冷房温度の28度設定」「照明の減灯・消灯」「公共施設のエレベーターの一部停止」「地下鉄の運行本数削減」などに取り組んだ。その効果は、使用電力総量3400万kWh、電力料金2億5000万円の削減に及ぶ(昨年7月1日から9月30日まで)。

市内企業の9割が導入

 東日本大震災の発生以降、市内の企業でも節電対策に関心が高まっている。昨夏、横浜市内でクールビズに取り組んだ企業は91・4%(帝国データバンク調べ・有効回答企業数243社)。75・4%だった2010年に対し、16ポイント増加した。「年々、クールビズの普及率が高まっていますが、昨年の電力供給不足がさらなる追い風となったようだ」と同社担当者。

 また、市内に本社を置く大手紳士服チェーンの「(株)AOKI」(都筑区)は、昨年上半期(4月から9月)の売上傾向について「シャツとスラックスの売上がそれぞれ10%増加した。やはり震災の影響があったと思います」と話す。
 

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