介護保険法改正で市と連携日吉本町(株)ゆい 要介護者新事業に選定
横浜市が今月1日から24時間体制で要介護者に訪問介護、介護サービスを提供する事業を開始した。市は各区に1事業所選定し、業務を連携して行う。港北区からは(株)ゆい(日吉本町1-27-37)が選ばれた。
今年4月改正された介護保険法により、行政が事業所と連携し、定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービスを行うことが盛り込まれため、市でも新たな地域密着型サービスとしてこの事業をスタートした。政令指定都市は区制を敷いているが、公募により全区に事業所を選定したのは横浜市が初となる。
公募の結果、港北区の事業所に指定されたのは「(株)ゆい」(佐藤和世代表取締役)。これまでの事業実績、計画性、先進性が評価されたほか、区内の「日横クリニック」と医療連携をとっている点も選定理由の一つとなった。同社は訪問介護事業のほか、小規模多機能施設やグループホームを持ち、これまで重度の医療看護が必要な利用者や認知症の利用者に対応してきた実績がある。
「在宅で治療・ケアを」
サービスは市内一律となっている。【1】介護福祉士などによる入浴、吸引や排せつ、安否確認などのための定期的な巡回【2】24時間通報受付(緊急時には利用者がもつケアコールを押すと、専門職がオペレータ対応)【3】看護師等により必要な診療の補助などとなっている。対象は要介護度1以上で、利用料金は要介護度などによって異なる。今年度市内18区の事業所で110人の枠を設けている。
(株)ゆいの佐藤代表取締役は「料金も毎月定額となりますので、費用負担も従来よりおさえられます。在宅で治療やケアを継続したいという方には是非ご利用いただきたい」と話す。
サービスの申込み・問合せは区高齢・障害支援課【電話】045・540・2327まで。
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