6月末に東京体育館(渋谷区)で行われた『全日本体操種目別選手権』の男子ゆかで、県立岸根高校2年の白井健三選手が15・900の得点で初優勝を果たした。白井選手は、9月に開幕する世界体操選手権の日本代表に史上最年少で選出された。獲得したポイントは、ロンドン五輪でメダルを獲得した内村航平選手の15・800を上回っており、一躍注目の的となっている。
白井選手は昨年も同大会に出場。予選をトップで通過したが、緊張などから本来の演技ができずに5位という結果に終わってしまった。「もう一度あの舞台で雪辱を果たしたいという気持ちでした」と、今大会への熱い気持ちを語った。
白井選手は大会当日「いつも、緊張はしないタイプなんです」と話す通り、普段の練習の成果をだすことだけを考えたという。予選では大会前にコーチと決めた失敗しない構成で演技に臨み、3位で通過した。決勝では、持ち前の躍動感あふれる演技で会場を魅了した。難易度の高い技を次々と決め、1分10秒という演技時間の最後には、後方宙返り4回ひねりの着地も決め、ガッツポーズで喜びを表現。これが日本男子では史上初となる、高校生の世界選手権大会出場を決めた瞬間だった。「今思えば3位通過で良かったと思います。守らないで攻めの演技ができました」と大会を振り返るとともに、「今までで最高の演技ができた。世界大会でも頑張りたい」と抱負を語る。
内村選手を上回る
白井選手が決勝でマークした15・900という得点は、社会人としてロンドン五輪に挑みメダルを獲得した内村航平選手の15・800を上回っている。メダル圏内の演技をしたことに対して「ルール改正があったので一概には言えないけれど、航平選手と戦えるレベルにきたという自信になりました」と話す。
秋の世界体操選手権の前には、インターハイや全日本ジュニアなどの大会も控えており「まずは目の前の大会に集中したいです。大きな大会で実績を積んで、今後のステップアップにしたい」と、3年後のブラジル・リオデジャネイロ五輪も見据えた。
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