横浜市立北綱島小学校(鷲山龍太郎校長)の5、6年児童を対象とした『総合防災訓練・宿泊想定訓練』が、6月28日から29日にかけて実施された。
同訓練は28日の午後1時半、マグニチュード8級の大地震が発生し港北区でも最大震度が7に。また、周辺地域で火災などの二次災害が発生しているという状況の中、同小学校区でも全半壊の世帯があり、電気、水道、下水などのライフラインが使用不可能という想定で実施された。
訓練開始後、校庭に避難した児童は火災延焼防止のための初期消火活動を実施。プールに溜まった水を、バケツリレー方式で協力しながら運んだ。
その後は、直下型地震と海溝型地震の違いを起震車で体験したほか、養護教諭らから心肺蘇生法を指導されると児童は真剣な顔つきで取り組んでいた。心臓マッサージを体験した柴拓磨くん(6年)は「力の入れ方が、思ったよりも難しかった」と感想を話す。
さらに、テント設営、炊飯体験を行い、レトルトカレーで夕食をとった。夜8時からは、暗い建物の中でも安全に行動できることを目的とした「夜の学校訓練」も実施。児童は、割れたガラスやがれきがあることを想定し、ヘルメットなどを着用しながら校内を巡回した。10時からは、どのような状況でも、体温を保てるように指導を受けながら「避難就寝訓練」を実施。児童は体育館と、校庭に設置されたテントに別れて就寝した。
鷲山校長は「大地震が発生した時に、保護者らが迎えに来ることが出来ない場合でも学校で安全に過ごすことができる力を子どもたちが身に付けることが目的。自宅や避難所での生活も考えて、子どもたちの助け合いなどによってたくましく生き抜く力を育てたい」と話した。
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