大倉山・学習塾所属選手 ボブスレーで五輪目指す 8日から代表選考会
学習塾「大倉山藍田(らんでん)学舎」(小野修一郎代表)所属の宮崎久さん(32)が特製のソリに乗ってタイムを競うボブスレーの日本代表を目指し奮闘中だ。6月に日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟が定める日本代表候補選手に選ばれており、8日から長野県で行われる選考会に参加する。同会で3位以内に入り、2014年2月に開かれる「ソチオリンピック」の代表チーム入りを目指す。
ボブスレーは全長1300m程度の氷で造られたコースを、特製のソリで滑り降りるタイムを競う競技で、2人乗りと4人乗りがある。宮崎さんはソリを押して加速をつけ、ソリに乗り込む「ブレーカー」というポジションで3〜4人と想定される代表枠を狙う。
「参加者はみんな横一線。代表入りして、オリンピックに出場したい」と話す宮崎さん。ライバルはボブスレー選手や他競技から参加した候補選手など12人。02年の陸上競技日本一を決める「日本選手権」の男子200mで優勝し、03年のパリ世界陸上日本代表に選ばれるなど、陸上短距離の第一人者として活躍してきたが、今夏開催される世界陸上の出場権を逃したこともあり、引退し、後進の指導にあたることを考えていた。そんななか陸上競技者の友人から今回のチャレンジを紹介され、挑戦を決めた。
代表に選ばれると、9月の海外遠征を皮切りに来年1月まで、オリンピックの出場権をかけた、他国との戦いに挑むことになる。
パワーつけ代表入り近づける
宮崎さんがメンバー入りするために必要となるのがパワー。ボブスレーではスタートの50mでいかに加速をつけるかが、勝敗を分けるポイントとなる。走るために作り上げた、身長183cm77kgの宮崎さんの体は、100kgを超えるソリを押し切るには力不足。「あと8kgぐらい体重を増やして、しっかりとソリを押し切れるようにしたい」と坂を利用した走るトレーニングなどで力をつける練習を繰り返している。
所属先代表の小野さんは「夢を諦めない姿勢に共感して支援している。活動を通して人に勇気を与えていってもらいたい」と話す。 妻の早苗さんは「いろんな方に支えられてきた人。皆さんに恩返しできる形になれば。子どもたちも『お父さん、カッコいい』と応援しています」とオリンピック出場を祈っている。
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