全5回にわたり実施 港北区は、区内のシニア世代を対象に「孫育て講座」を開催する。横浜市が、昨年度から始めた三世代育児支援事業(注)の一環で、高齢者が現代の子育て事情を学び、孫や地域の子どもたちとの関わりをもつきっかけを提供することが目的だ。
同講座は、区がシニア世代にいまどきの子育て事情を伝え、祖父母世代が育児世代の支援をできるようにすることを目指す。背景にあるのは、両親ともに働く世帯が増えているなかで、子育てにおける祖父母世代の協力が必要不可欠になってきているという区の現状認識がある。加えて社会状況の変化もある。横浜市の祖父母と孫がともに暮らす三世代世帯は年々減少傾向にあり、国勢調査によると、2005年62597世帯あった三世代世帯は、10年には46029世帯まで減ってきている。区は「現代の子育て事情は、シニア世代の認識から変わってきています。そのため、高齢者は子どもたちとの接し方に戸惑ってしまうこともあるようです」と話す。
この講座で講師も務めるNPO法人孫育て・ニッポン理事長の棒田明子さんは「シニア世代は育児を自身の経験をもとに行うことがどうしても多い。子育て・孫育ての第一歩は今の子育ての情報を聞くこと。そのためにも、ぜひ講座に参加ください」と呼びかける。
講座では5日間のプログラムに分け、それぞれの講師によって、地域ぐるみの育児支援を学ぶ。地域子育て支援拠点「どろっぷ」の見学を始め、子どもたちに向けた手遊びやマジックなどを教わる講座もあり、実際に現場で子どもたちに実践する場も設ける。
区は「市内で出生数が最も多く、子どもがたくさんいる区であるため、シニア世代の支援が必要となっています。高齢者の豊かな知恵と経験を生かしながら、育児世代と連携して、子どもたちに温かい手を差し伸べてほしい」と語る。
講座は10月3日、10日、17日、24日、31日の毎週木曜日に開催する。定員は40人で応募多数の場合は抽選となる。参加費は500円。ただし、10日は公開講座となっており、無料で参加することができる。締切は9月13日(金)。
申込方法、問合せは同区地域振興課【電話】045・540・2239まで。
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