くるみ割り人形の演奏にのせ、素早い動きで観客を惹きつける
太尾小学校のマーチングバンドが、東京体育館で先ごろ行われた「ジャパンカップ マーチングバンド・バトントワリング全国大会」小学生の部に出場し、優勝を果たした。初出場の大会での優勝に、児童も指導者も喜びを分かち合った。
ジャパンカップ大会当日は、82人の児童がバレー音楽の『くるみ割り人形』を演奏。メリハリのある美しい音色と素早い動きで観客を魅了した。同部門では全部で10団体が出場。港北区内では、菊名小学校も出場し、４位を獲得した。
小学生のマーチングでは、初めて楽器を持つ児童も多いため、８月の大会への出場はハードルが高いとされている。このため、太尾小でも参加を見送ってきたが、今回挑戦。約30人が初めて楽器を手にする子どもたちだったという。
同校はこれまで、この大会のほか、参加団体数がさらに多い「マーチングバンド・バトントワーリング全国大会」へ出場し、２０１０年から３年連続で金賞の受賞を成し遂げている。夏休みには、先に行われた世界大会のために、お盆以外の平日を使って練習。顧問の米谷学先生は「世界大会に出るため夏にかなり練習したので、ジャパンカップでも自信を持って臨めました。本番も良い出来だったと思います。ご迷惑をおかけすることもありますが、地域の方々の日頃の応援のおかげです」と話している。
今後は、全国、関東大会を前に行われる10月６日の神奈川県大会で１位獲得を目指し、練習を重ねて行くことになる。
世界大会でも２位
同校は、８月初旬に幕張メッセで行われたマーチングバンドの世界大会「ワールドチャンピオンシップ」ジュニア部門でも、出場した４団体中で、タイに次ぎ２位を獲得。今後の大会へ向け、勢いを増している。
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