毎年1月15日〜21日は「防災とボランティア週間」(注)。同週間に合わせて、災害時に区内のボランティアを統括する役割を担う「港北区災害ボランティア連絡会」の取り組みを取材した。
「いつ起こるかわからない災害。すぐにボランティア体制を整えられるように準備しています」と井上会長は話す。大地震などの災害が起こり、港北区も大きな被害を受け、ボランティアが必要となったとき、同連絡会が「港北区災害ボランティアセンター」を設置・運営し、全国から集まるボランティアと区内で支援を必要としている人たちとをつなげる役割を担う。同センターが立ち上がると、直接希望者から申込みや、横浜市からの斡旋でボランティアが集まる。「どんな活動ができるか・したいか」を聞き取り、要請に応じて、ボランティアの振り分けをする。
具体的に想定しているのは高齢者の介護や食材・機材の手配、子どもの世話、心のケアなど。「集まってくれた方々のご厚意のためにも両方がマッチするように結びつけることが大切」と語る。
平常時は月1回の定例会を通して、一般住民に向けた啓発イベントの企画などを行うほか、毎年12月には、ボランティアと支援を必要とする人たちを結びつけるシミュレーションのセミナーも開催。そこでの参加者からの意見を踏まえて、常に災害に備えている。
意識の高まりに期待
2011年の東日本大震災では、東北の特産物を「ふるさと港北ふれあい祭り」などのイベントで販売したり、募金活動も行ったりした。「大震災以降、報道などでボランティアの重要性が広まったことで、区民の災害ボランティアに対する意識は高まってきている」と井上会長は期待を込める。
2月1日(土)には「災害ボランティアセミナー〜事例から学ぶ 災害時のボランティアセンター運営とは〜」を区福祉保健活動拠点多目的研修室(区社協3階)で開催する。参加費は500円で定員50人(応募多数時は抽選)。申込締切は1月20日(月)となっている。
申込み・問合せは同会事務局【電話】045・547・2324まで。
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