あす7日から、ロシア南部の都市ソチを舞台に開催されるソチ冬季五輪に、区内の個別指導塾・大倉山藍田学舎に所属する宮崎久選手が、ボブスレー男子代表として出場する。
「家族をはじめ、周囲の私を支えてくれている全ての人のためにベストな滑りをしたい」
宮崎選手はソチ五輪出場の意気込みをこう語った。
ボブスレーは、ソリを押し、加速がついたソリに乗り込み氷が張ったコースを滑走してタイムを競う。時速150キロ近いスピードがでるため、氷上のF1とも呼ばれている。宮崎選手は、今回で冬季五輪5度目の出場となる鈴木寛選手らとともに、現地時間の16日に2人乗り、22日には4人乗り競技の予選に挑む。宮崎さんは、スタート直後に最後尾でソリを押して加速させるブレーカーと呼ばれる役割を務める。
陸上からの転向
長崎県出身の宮崎選手は元々陸上選手。中学1年生から本格的に競技を始めた。「父をはじめ兄と姉も陸上をやっていたので刺激を受けました」。福岡県の高校から東海大学へ進み、2003年にパリで行われた世界陸上競技選手権大会で男子200mと4×100mリレーに出場経験を持つ。しかし、その後は記録が伸び悩み、13年度シーズンでの引退を考えていた。そこで飛び込んできたのが、ボブスレー強化選手募集の話だった。畑違いの競技転向に悩んだが、妻が「絶対にチャンス。私も一緒に夢を追い続けたい」と背中を後押ししてくれたことで、陸上で叶わなかった夢の舞台への挑戦が決まった。
それからは、ソリを押すためのパワーを付けるためにウエイトトレーニングなどで筋力を強化。体重を10kg以上増加させたほか、スピードに対する恐怖心も強化合宿などで練習を重ね克服してきた。
「本番では、これまでやってきたことの全てをソリにぶつけるだけです。私を支えてくれている多くの人への”恩”を”最高の結果”という形で返したい」と話した。
所属先である大倉山藍田学舎の小野修一郎氏は「これまで一緒に培ってきた、最後まで絶対に諦めないという思いを胸に”一走入魂”の精神で最高の滑りをしてほしい」と期待を寄せている。
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