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小机縁(ゆかり)の翻訳家 連ドラに 「応援する会」立ち上げ

社会

掲載号:2014年2月20日号

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 モンゴメリの名作『赤毛のアン』の翻訳(1952年出版)を手がけたことで知られる村岡花子さんの生涯を描いた作品「花子とアン」(注)が、3月末からNHKの朝の連続テレビ小説で放映される。村岡さんの義父・平吉さんが小机の出身ということもあり、昨年末には『「花子とアン」と小机を応援する会』も立ち上がっており、にわかに盛り上がりを見せ始めている。

 村岡平吉さんは、1852年(嘉永5年)に橘樹(たちばな)郡小机村(現・小机町)に生まれた。動機は現在研究中のため不明だが、明治の初期に東京に出て、印刷業の職人としての修業を開始。上海で欧文印刷の技術を学んだ後、横浜へ戻り約10年間印刷会社に勤務。1898年(明治31年)に独立し、「福音印刷合資会社」を立ち上げた。横浜の印刷会社勤務時代にキリスト教に接し受洗したこともあり、聖書や賛美歌の本などキリスト教関係の書物を多く印刷している。中区山下町で起業した同社は東京(銀座)・神戸支店と順調に拡大。地元小机では”バイブルの村岡さん”と呼ばれ親しまれたが、1922年(大正11年)、72歳で没している。花子さんは、東京支店を任されていた平吉さんの三男・儆三と結婚した。区内を横断する上麻生線の「泉谷寺」交差点付近には、10数年前まで平吉さんの家があったことから、儆三・花子夫婦が時折訪れていたという。

街の盛り上がりに期待

 3月末の放映開始を前に昨年末に立ち上がった『「花子とアン」と小机を応援する会』。日本近代文学研究家である同会峯岸英雄会長は、キリスト教文学について研究していた約10年前に、当時村岡家について研究をしていた大倉精神文化研究所研究部長の平井誠二氏と知り合い、互いに情報交換などをするようになったという。昨夏、村岡花子が主人公となるドラマの放映が決定したことを知り、「小机にもゆかりがあることを知ってほしい。ドラマ効果で街が盛り上がってくれれば嬉しい」と考え、同会を立ち上げた。

 「現在も花子さんと小机とのつながりなどを研究中ですが、平吉は花子さんに対して優しく接していたということがわかっています。ドラマの中で、平吉や小机がでてくるといいなと思っています」と峯岸会長は話す。

 5月25日には、港北図書館を会場に講演会『「花子とアン」のふるさと〜小机が生んだ印刷王・村岡平吉〜』を開催することが決まっている。時間は午後2時から3時半。

 講演会の参加希望者は、峯岸会長【メール】air_man37564@yahoo.co.jpまで。

村岡平吉さん(同会提供)
村岡平吉さん(同会提供)

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