横浜市がこの11月からスタートし、好評を得ている「よこはまウォーキングポイント」事業。高齢社会が急速に進む中、歩くことで健康づくりを目指す取り組みだが、高齢者になると発症する可能性が高くなる病気の1つに認知症がある。区内でも年々増加しており、行政・地域社会一体でサポートしていく必要性がより増している。
市が先ごろ発表した2014年〜17年の「中期4か年計画」によると、市内の高齢者人口は10年の74万人から、25年には97万人に増加する見込み。同事業もそうした背景を受け「健康寿命」を延伸したい市の狙いから企画されたものだ。
高齢者になると発症しやすいのが認知症。港北区では12年5165人、13年5451人、14年5731人と年々増加しており、14年の区の高齢者(65歳以上)人口は6万1311人のことから、およそ10人に1人の割合で罹る身近な病気といえる。
認知症は脳の細胞が死んだり、働きが悪くなったりすることにより、生活に支障が出ることが特徴だ。症状としては、同じ話を何度もする「物忘れ」、場所や時間・人の顔が分からなくなる「判断力の低下」、怒りっぽく頑固になる「性格などの変化」が挙げられ、家族など周囲が異変に気付くことが多い。
区では主に区役所窓口、9つの地域ケアプラザで相談を受け付けている。本人の状況を聞き取りした上で、医療機関につなげたり、介護保険申請を勧めたりする。
このほか、自分の居場所が分からなくなる「徘徊」をする人が早く自宅に帰れるように氏名や住所、行きそうな場所などを記入・事前登録し、区や警察、ケアプラザが情報を保管する「かえるネット」の推進などをしている。また、各ケアプラでは情報交換の場として介護者の集いを行っている。
12月5日・10日には「港北区介護者セミナー」を開催する((問)高齢・障害支援課【電話】540・2328)。
区は「高齢化が進む中、認知症の方、家族を皆で支えていくことが重要。いつでも相談を」と話す。
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