首都高速道路(株)が現在整備を進めている、第三京浜道路と首都高速横浜羽田空港線を結ぶ自動車専用道路「横浜環状北線」(以下北線)。区内では新羽地区を中心に工事が行われている北線の現在の状況を取材した。同社によると「全体の約7割程度の工事が完了した」という。
第三京浜道路港北インターチェンジを起点として、区内を横断し、横羽線生麦ジャンクションを終点とする全長約8・2Kmの自動車専用道路となる北線。2001年から工事が開始されており、16年度の完成を目指している。
特に区内で工事が著しい新羽地区。全路線のうち7割程度がトンネル構造となる北線は、同地区から地下に潜る計画のため、地下の掘削作業や土の運搬などが行われてきた。現在では完了を迎えた箇所も多く、土運搬に使われたベルトコンベアは解体され、鶴見川遊水地部に設置されていた土砂ピットも撤去作業を進めているという。
新設される新横浜出入口部と新横浜換気所(ともに仮称)では、全体の骨組みとなる躯体構築が進められている。亀甲橋付近で工事される新横浜出入口は、地上道路から地下トンネルへとつながる地点となっており、地下につながる開削トンネル・擁壁部の構築は佳境を迎えている。また、港北ICと同出入口を結ぶ高架橋の橋脚は完成に近付いており、橋脚同士の間をつなぎ、道路を支える橋桁(はしげた)の架設工事を開始している。
新横浜駅から北新横浜駅に向かう新横浜大橋沿いで工事が行われている新横浜換気所は高さ40m、地下部深さ40mの換気所がつくられる。また、幹線道路へのスムーズな交通誘導や歩行者の安全確保などを目的として、新横浜出入口と換気所付近を結ぶ長島大竹線(延長約620m)の整備も進行中だ。
「利便性向上に期待」
「現在、新横浜から羽田までの所要時間は第三京浜と首都高速三ツ沢線を利用して約40分ですが、北線が完成すれば約10分短縮され、広域的な交通の利便性向上が期待できる」と同社。さらに、先ごろ着工式が行われた、東名高速道路と第三京浜道路を結ぶ「横浜環状北西線」と接続すれば市北西部と横浜都心・湾岸エリアとの連絡が飛躍的に強化される見込みとなっている。緊急車両の通行や物資の輸送などによる防災面の強化、保土ヶ谷バイパスの渋滞解消などの効果が期待されている。
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