日本ボーイスカウト横浜第69団(遠藤直樹団委員長=中面に関連記事・人物風土記=)の小学生で構成されるカブ隊は、市が発行する土砂災害ハザードマップに、活動エリアである日吉本町・下田・高田地域の危険箇所と避難場所を書き加えた新たなマップを作成した。現在、ケアプラザ、消防署などに配布し、活用を呼び掛けている。
69団が今回作成したマップは、市のハザードマップが基になっている。同団では、月間活動目標を設定しており、5月は「奉仕を通じて他人や自分のためになることを、身をもって体験する」というテーマを掲げていた。今回の取り組みはそれを受けたものだ。
自転車で巡り確認
マップは「カブ隊」と呼ばれる小学3年生から5年生の6人を中心に、コーチとして中学1年生のボーイスカウト2人が加わり作成された。隊員たちはまず市のハザードマップを見て、他にも必要な情報がないか確認。「食糧を確保するコンビニやスーパーはあった方がいい」「家に入れなくなった時のための一時的な避難場所として公園は知りたい」と加えいく情報を決めていった。
視察をしたのは4月下旬から5月上旬にかけての3日間。1日4時間をかけて自転車で活動地域をまわり、危険箇所や地域防災拠点などを確認しながら、地図に書き込み、集まった情報を遠藤団委員長等がマップ上に落とし込んでいった。
危険箇所として細い道や急坂、土砂崩れなどが発生しやすい道をあげたほか、停電が発生した際、機能不全となる恐れがある信号機(20カ所)、避難場所として公園(27カ所)や病院(5カ所)、ランドマークとなる寺院(9カ所)や神社(4カ所)、コンビニやスーパー(17カ所)が追加された。
こうして完成したハザードマップは同団が毎年ボランティアで参加している「港北区障害者地域活動ホームしもだ」のバザーで実際に児童たちが手で来場者に200部配布。受け取った人たちからは「心のお守りになる。大切にしたい」と喜ぶ声が聞こえた。「手に取った方が喜んでくれて子どもたちも嬉しそうだった。自信につながったのではないか」と遠藤団委員長は話す。
マップは下田ケアプラザ、高田ケアプラザ、高田消防出張所、下田小学校コミュニティスクールで配布したほか、今後は下田、駒林、高田、高田東各小学校、高田中学校などに配る予定。
問合わせは遠藤さん【電話】045・561・4072。
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