港北区内で発生した振り込め詐欺の被害件数が、今年に入り5月末までは9件(被害総額約1200万円)だったが、6月に入ってからわずか1カ月で4件(同1100万円)、7月になってからも13日までに2件(同550万円)と被害が急増している。
こうした現状を受け港北警察署(石井康友署長)は7月10日、臨時の「振り込め詐欺撲滅キャンペーン」をJR新横浜駅で実施。駅利用者に対して振り込め詐欺撲滅グッズを配布し啓発活動を行った。
「上京型」が発生
新横浜駅での実施は、新幹線の停車駅であることから、地方の高齢者が呼び出されて新幹線で上京し、現金を手渡ししてしまう「上京型」と呼ばれる新たなケースが確認されていることが理由。新横浜駅では今年の4月に初めて発生し、これまでに「上京型」だけで4件が確認されている。
現在は、銀行やコンビニのATMから現金を振り込ませるのではなく、犯人に指定された場所へ行き、現金を手渡しする「手渡し型」が横行しており、その進化型だ。
同署は「被害者が指定場所にたどり着けず、近隣ホテルで従業員に道を聞いたことがきっかけで防いだケースも。区民全体で防ぐ意識をもってほしい」と話す。
昨年の発生件数は36件(1億1400万円)。昨年に比べると、今年は件数も被害額も減ってはいるが、その一方で県内ワースト10の被害額となっている。同署は「息子や孫からお金の要求の電話がかかってきた時は、とりあえず警察に相談してほしい」と呼びかける。
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