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港北区版 公開:2015年12月24日 エリアトップへ

横浜市歴史博物館 「紙芝居」が指定文化財に 1月11日まで企画展

文化

公開:2015年12月24日

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公開される街頭紙芝居
公開される街頭紙芝居

 横浜市はこのほど、横浜市指定文化財として新たに3件を指定した。その1つ、横浜市歴史博物館(中川中央)所蔵の「街頭紙芝居 附(つけだり) 舞台・拍子木」は、戦後間もなく流行したもの。同館ではこの紙芝居を含む文化財などを公開する「企画展」を1月11日(祝)まで開催する。

 今回指定を受けた街頭紙芝居は、1946年から1957年頃にかけて東京都内や磯子区で街頭紙芝居を上演していた同区の故・鷲塚隆さんが2011年、市歴史博物館に寄贈。現役を退いた後に収集した紙芝居253巻(2700点)のほか、上演する木製の舞台、客寄せや効果音を出す時に使ったとみられる拍子木も贈られた。

 1953年にテレビ放送が開始され、家庭にも普及し始めると街頭紙芝居は急激に衰退。東京周に9社あった紙芝居の制作会社は60年には全て廃業したという。また、紙芝居の多くは役目を終えると古紙などに使われ、その多くが失われた。しかし鷲塚さん所有の19タイトル中「少年スピード王」「赤外流星人」「大怪獣ダイラ」の3編は全巻そろっている。

 市教育委員会事務局担当者は「シリーズ全巻が残っているのは全国的にも珍しい」とし、今回の指定に至ったと話した。

港北区の岸本さんも登場

 同館は毎月最終土曜日に街頭紙芝居を実演している。これは鷲塚さんの「世のため人のために使ってほしい」という思いを継いで行われているもの。企画展会期中は26日、27日にも実施される。鷲塚さんの”弟子”である、元緑図書館館長で高田東在住、「なつかし亭」として街頭紙芝居の普及に取り組む岸本茂樹さんなどが登場し、往時を偲ばせる口上で紙芝居を披露する。よく見に来るという港北区在住の石黒義温(よしはる)くん(9)・鷹敏(たかゆき)くん(4)は「絵本や漫画よりも面白いです」と話している。

 同館担当者は「指定され、大切に保管するのはもちろん実演も続けて文化を継承したい」と話す。

 歴史博物館では「横浜市指定・登録文化財展」のほか、「横浜の遺跡展―港北の狩人たち」も現在同時開催している。入場無料、こちらも1月11日まで。

 問合せは同館【電話】045・912・7777。

紙芝居を実演する岸本さん
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