市内の小中学生による「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」が先ごろ西区で行われ、港北区から出場した蓮尾まりほさん(大綱小6年)と西沢遥輝さん(大綱中1年)がそれぞれ審査委員長賞を受賞した。
人権や福祉、環境問題などさまざまな視点から国際平和への思いを発信する同コンテスト。予選会を経て、各区の小中学生各1人が本戦へと出場。市長賞、教育長賞、審査委員長賞それぞれ2人ずつが選ばれた。
蓮尾さんは3歳から3年間通っていたインターナショナルスクールで感じたことをまとめた。国籍や宗教が異なるにもかかわらず互いに尊重し合えるのは、相手への敬意を常に忘れないからだと分析。スクールを「小さな地球」に例え、国際平和の象徴ではないかとした。受賞の名前が呼ばれたときは「すごく驚いたけど、後から嬉しさがこみ上げてきた」と笑顔を見せた。
昨年訪れたフィリピンでのボランティア活動を振り返ったのは、西沢さん。貧困に苦しむ国では、一方的な奉仕活動だけでは解決できない現実があることを認識。そこで社会的課題の解決を目的とした「社会的起業」という存在を知り、自分が今できる手立てとして、この言葉をもっと多くの人に知ってもらいたい、と壇上で訴えた。「聞いてくれる人の記憶に残るよう、何度も練習した。本番では後悔のない、満足のいくスピーチができた」と満面の笑みだった。
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