港北図書館が港北区、大倉精神文化研究所と一緒に進めてきた紙芝居創作・上演活動が、11月9日(水)にパシフィコ横浜で開かれる(注)「地方創生レファレンス大賞」の最終審査にまで進んだ。関係者はこれまでの地道な取り組みが認められ、喜びの表情を見せている。
港北図書館が評価されたのは、昔ばなし紙芝居の創作と同館を拠点とするグループが行う上演活動、作品の貸し出しにより、郷土愛の育成と住民間の親睦を活性化させた点などだ。
この取り組みの発端は、2014年度から港北区が行っている、区に伝わる昔ばなしを元にした紙芝居作成講座にさかのぼる。講師を務めた大倉精神文化研究所の平井誠二研究部長が、郷土史から集めた60ほどの昔ばなしを紹介。それを元に講座参加者たちが14年度は9作、15年度は12作、16年度は15作の紙芝居を、様々な資料が揃う図書館で司書などの協力を得ながら作成した。完成した作品の発表の場になったのも図書館で、これが広がりを見せ、自主的にグループが結成され、区内のコミュニティハウスや大型商業施設、老人ホームなどで上演するまでになっている。また、コピー作品の貸し出し窓口が図書館などのほか、この11月からは区内公立保育園全5園も加わるなど、地域への浸透度を一層深めている。
3館が最終審査へ
こうした点が評価され、港北図書館は、岡山県立図書館、鳥取県立図書館と共に最終審査に進んだ。3館は文部科学大臣賞など、いずれかの賞で表彰される。
木下豊館長は「地域の宝といえる紙芝居がこうした形で評価され、感無量です。皆で喜びを分かち合いたい」と話した。
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