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慶應大競走部 箱根駅伝復帰へ新体制 ヘッドコーチに保科氏

スポーツ

掲載号:2017年4月20日号

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 日吉キャンパス内に陸上競技場を構える慶應大学競走部の長距離ヘッドコーチに、日体大OBで日清食品グループの保科光作(こうさく)氏が就任した。創部100年を迎えた同部では「慶応箱根駅伝プロジェクト」を始動させ、長距離種目の強化に取り組む。

 昨年の箱根駅伝予選会では28位と低迷する同部だがこれまで、男子マラソンでアムステルダムとロサンゼルス五輪で2大会連続の入賞を果たした津田晴一郎氏などを輩出している。また、短距離では山縣亮太選手(リオデジャネイロ五輪・男子4×100mリレー銀メダル)など、日本を代表する選手がOBとしてあげられる。

 箱根駅伝に関しては、1920年の第1回大会に出場した4校に含まれる。これまで出場30回、1932年には総合優勝も経験している。その一方で、94年の第70回大会を最後に本選出場から遠ざかっている。そのため同部では創立100周年を機に「慶応箱根駅伝プロジェクト」を始動。大学をあげて本格的な強化に踏み出した。

実績とコーチ経験生かす

 今期から長距離ヘッドコーチに、日本体育大学時代に4年連続で箱根駅伝に出場した経歴を持つ保科光作氏が就任した。保科氏は個人でも関東インカレ優勝のほか、ユニバーシアード入賞。その後の日清食品グループ時代にはニューイヤー駅伝優勝も経験している。箱根駅伝優勝を果たした日体大時と社会人にはコーチ経験を積んでいる。さらには、日体大大学院で修士号を取得、文教大学で非常勤講師を務めるなど、今後は指導現場に学術的なアプローチが持ち込まれることが期待される。

多様な側面で長距離研究

 同部では、長距離走にかかる多様な側面を研究する機関「ランニングデザイン・ラボ」(昨年12月開設)とも連携を図っていく。同機関は、長距離走や駅伝に対する強化策や強化方法、練習法にいたるまで、ITの活用法、医学や生理学などあらゆる学術的側面から研究を行う。

 さらに、日本体育協会公認アスレティックトレーナーの伊藤由記子氏が、同部所属学生トレーナーらの教育や、チーム全体のメディカルコーディネートに関わる。

「100回大会めどに」

 長期的な復帰を視野に入れ、大学生と同じグラウンドで練習する高校生部員への指導も開始した。一定の競技力がある選手は大学の練習に参加。高校から大学までの一貫した技術指導が可能となった。

 保科氏は「もちろん今年度も、箱根駅伝の予選会ではすべての力を発揮できるように準備をする。本選出場は、100回大会(24年)までにめどをつけたい」と抱負を語った。
 

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