エルム通り商店会と地域住民が共同運営するコミュニティスペース「大倉山おへそ」で5月27日、初の企画となる「エルムキッズ商店街」が開催された。参加した子ども店長らは各ブースで来場客に商品説明をするなど販売を通じ、社会経験を深めた。
今回の企画が具体化したのは、今年4月中旬頃。大倉山おへその共同代表コーディネーター小松由希子さんによれば、「これまで、キッズ新聞の作成や大倉山梅まつりブースの接客体験などで、子どもたちが経験から学んだり、自信をつけたりするのを目の当たりにした。そのため体験型の企画を行いたいと考えていた」。以前大倉山でどんなことをしてみたいか地域住民にアンケートをとったところ「キッザニアのようなお店体験」という意見があったこともきっかけになったという。キッズオーナー(子ども店長)募集は主にフェイスブックやインスタグラムなどSNSを活用したほか、「大倉山おへそ」店頭のポスター掲示、メルマガなどで実施した。
また事前の企画会議で参加者からの要望も取り入れ「手作りスライム体験」「手作り雑貨販売」「キッズカフェ」「スーパーボールすくい」等を準備。さらに商店街の店舗数店に協力を仰ぎ、参加する子どもらは、接客などのキッズ研修も行った。キッズ商店街会長となった原結人くん(小4)の保護者、絵梨果さんは研修も含め「いい経験になりそう」と参加を決めたという。またキッズカフェで販売する菓子も商店街の協力店舗より仕入れた。
当日は、晴天にも恵まれ午後を中心に来場客で賑わった。同時開催で行われた「理科クラブ」主催のウニランプ工作体験も珍しさもあり60組以上が来場し、好評を博した。
小松さんは「暑い日には冷たい飲物が売れるなどよりリアルな販売体験ができたと思う。今後も同様なイベントを企画していきたい」としている。
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