練習を行うメンバー
横浜市立太尾小学校（松本忠司校長）のマーチングバンドが12月15日（土）、（一社）日本マーチングバンド協会主催の「第46回マーチングバンド全国大会」に出場する。全国的にも強豪校として知られる同校では、大会に向けて練習に熱が入っている。
太尾小学校は全国大会金賞の常連。同大会でも第38回大会から連続で金賞を受賞中だ。現在のメンバーは２年生から６年生までの男女69人の大編成チーム。練習は、毎日の朝練に加えて、水曜日の放課後と土曜日に行っている。
チームをまとめるのが部長の伊藤未來さん（小６）。大人数のチームとあって難しいのは「パートごとの音を合わせること」と語る。特に新チーム発足後は新入生たちに教えるのに苦労したと話すが「６年生が下級生を引っ張らないと」と強い思いで練習をリードしてきた。顧問の漆畑素子教諭も「優しくて後輩思い」と信頼を置いている。伊藤さんの存在もあってか、今年は「上級生の面倒見がよく、下級生がその背中についていく」のがチームの特色だという。
演技で感動を
全国大会の目標は「お客さんに感動を届けること」と伊藤さん。今回の見どころは曲のラストの速いテンポでの演奏。自分たちも「楽しむ気持ち」をもって演じ切りたいと意気込んだ。児童たちの頑張りを誰よりも近くで見守ってきた漆畑教諭も「ここまで努力してきたから大丈夫。結果は気にせず全力でやってほしい」と教え子たちにエールを送った。
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