部活動の優れた取組みを表彰する神奈川県教育委員会の「かながわ部活ドリーム大賞」。先月行われた表彰式で、県立港北高等学校(布川勝也校長)3年・川㟢優衣さんが「かなわが部活キャプテン賞」を受賞。全国準優勝を果たした軽音楽部を率い奮闘した部長の姿を取材した。
音楽との出会いは、小学生の時。学校の音楽クラブでドラムに魅せられた。高校選びも「軽音楽をやるためだけに決めた」といたずらっぽく笑う。
1年次、顧問・富永淳教諭の前任校の壁一面が賞状で飾られた部室の写真を見て、「自分たちもこうなりたい、ならなきゃ」と決意。練習から日頃の挨拶まで部員たちに指導。自身も率先して行動し、声と背中で部を引っ張ってきた。時には嫌われ役を買って出て厳しい意見をしたのも部の成長を思ってのことだった。苦しい思い出も多かったが、引退前日には仲間から「優衣が部長でよかった」のメッセージが。「やり続けてきたことが報われた」と白い歯をこぼす。
部の引退後も練習に顔を出し、大会に挑む後輩たちのサポートに回った。「自分が先輩にしてほしいと思ったことをしてあげたい」と語る。活動場所の視聴覚室には3年間で獲得した多くの賞状が。「何年か後にここに戻ってきたとき、教室全体に広がっていれば」と憧れの部室を想起し後輩たちに想いを託した。
大学への進学のかたわら、将来のアーティストを目指しバンド活動も行っている。頼れる部長の新しい挑戦の幕はもう上がっている。
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