横浜市では昨年度、飼えなくなった猫や飼い主不明の猫が773頭保護された。収容されている猫のなかで485頭が譲渡された一方、390頭は安楽死処分という結果に。また港北区では昨年度、65頭が保護された。そうした現状を踏まえ、野良猫減少のために奔走する人々がいる。
新吉田東で活動する「いつもへそ天」は、猫の不妊手術ボランティアを中心に昨年7月から譲渡会を開始した。知り合いのボランティアから引き取った保護猫・子猫を譲渡している。多い時には一度に20組以上が家族の一員を探しに来るという。3月10日に行われた際は約10頭が会場へ。続々と集まる人を前に緊張の表情を見せたり、「遊んで〜」と鳴いたり、個性ある猫たちに参加者は顔をほころばせていた。市外から訪れていた家族は「抱っこさせてくれる、優しい女の子に決めました」と笑顔。当日は4匹のトライアルが決まった。
幸せな一生を
通常は屋外で開催されることが多いが、室内で行っているのが特徴。「ゲージから出して抱っこすることで伝わる良さがあります」と話すのはメンバーの潮木ひとみさん=人物風土記で紹介。マッチングは、性格がその家庭環境と合っているかがカギとなるため、じっくり触れ合うことが大切だという。譲渡には年齢制限や完全に室内で飼えるか、家族に出産の予定はないかなど条件を設定。団体名の通り、へそを上に向け(へそ天)安心して寝ていられるような家庭で最期まで幸せに暮らして欲しいという思いがあるからこそ、里親の状況や気持ちを丁寧に汲んでいる。
野良猫が増える理由は、放し飼いをする人や飼えなくなったと捨てる人がいるから。室内飼いを徹底し、野良猫を減らすことで、猫にとって暮らしやすい環境を目指しているという。
次回は4月7日(日)の午前11時〜午後3時。会場は(有)ミリオンサービス2階(新吉田東5の33の15)。参加する猫の情報、問合せはHP【URL】itsumohesoten.jpで。
港北区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
PCジャングル本店だからできる中古PC・モバイル商品・アウトレット家電のLIVE配信4月25日19時スタート https://tigmedia.jp/live/watch?id=90a8e585c52c02bab9a7&tatag=townnews |
|
<PR>