95の薬局が所属する職能団体『港北区薬剤師会』。同会の高木健司会長に「かかりつけ薬剤師」の重要性や、今後強化していく「在宅医療支援薬局」「くすりと健康相談薬局」制度などについて聞いた。
在宅医療における薬剤師の役割とは
薬局と言えば、「処方せん薬を受け取るだけの場所」と思っている人も少なくないのでは?地域住民にとって一番身近な”くすりの専門家”がいる薬局は、薬に関する相談を気軽にできる場所だ。
区内で95の薬局が所属(2019年9月末現在)する港北区薬剤師会の高木健司会長は、日常から”かかりつけ薬局”や”かかりつけ薬剤師”の利用を推奨している。かかりつけ薬剤師は、現在使用している処方薬や市販薬などの情報を把握し、ジェネリック医薬品の希望を確認したり、薬の飲み残しや重複、また、副作用がないかなどを一つの薬局で継続的にチェックしてくれる。薬の種類が増えれば副作用の確率が上がるため、種類を減らす提案なども行う。必要に応じて電話や訪問により服薬期間中のフォローを行うこともある。
在宅医療支援薬局
2025年を目途にシステム構築が進められている地域包括ケアシステム。住み慣れた地域や自宅で医療を続け、暮らせる仕組みを整える「医療・介護・住まい・生活支援・予防」が一体となったケアシステムのことだ。同システムの推進のため、港北区薬剤師会でも対応強化を図りたいのが「在宅医療支援薬局」。会員薬局で積極的に対応しているのは、23薬局となっている(下図参照)。
在宅医療支援薬局は、ただ薬剤師が薬を自宅まで届けるだけでなく、服薬の管理が重要な仕事。残薬が多い場合など何が要因になっているかをヒアリングし、例えば薬の形状が飲みづらい、回数が多いなどの場合、必要に応じて、カプセルの薬が飲みづらいのであれば、口の中で溶ける薬に、一日3回の服薬がきついのであれば服薬が1回で済むよう、薬の提案もドクターに行う。「気軽に相談を」と高木会長。
くすりと健康相談薬局
神奈川県薬剤師会認定「くすりと健康相談薬局」は以下の条件を満たした薬局のみが標榜できる。【1】ジェネリック薬品の普及【2】一般薬販売【3】24時間対応【4】在宅患者への薬学的管理・服薬指導【5】健康サポート機能【6】休日・救急医療への貢献。
かながわ医療情報検索サービスで調べられる他、店頭ステッカーのある16薬局が目印となる。(下図参照)。
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