「スケート仲間が増えればいいな」と話す荻原さん
「スケートをして、俳句を詠んで、気になるコンサートがあれば足を運ぶの」と微笑むのは荻原朋子さん（90）。生き生きと話すその表情から充実した日々が伺える。
約１年前、90歳を目前に始めたのは「アイススケート」。以前から気になっていて、なかなか踏み切れなかったが、恐る恐るチャレンジ。「今ではすっかりスケートが楽しみ」と、週に1度の練習を続けている。「ひょうたんを描くように前に進んだり、後ろに進んだり、力の入れ具合がなかなか難しい、今年こそは完璧にするわ」と精力的に話す。毎朝のラジオ体操やストレッチなど日々のトレーニングも欠かさない。
荻原さんが行うのはスポーツだけではない。30数年続けているという俳句の制作だ。「句会で発表があるから緊張するけど、考えている瞬間がとても楽しい」と笑顔を見せる。「何か1つだけではだめ、右脳と左脳をバランスよく使うことが大切。使わないと衰えてしまうから五感をすべて使って生活しているの」と毎日を楽しむコツを語った。
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