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「住んで良かった港北に」 栗田区長 区政を語る

政治

掲載号:2020年1月9日号

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インタビューに答える栗田区長
インタビューに答える栗田区長

 本紙では令和2年の年頭企画として、栗田るみ港北区長に新春インタビューを行った。栗田区長は「住んで良かった」と思われる区づくりへの意欲を示し、災害対策や子育て施策の推進、スポーツ推進等について語った。(聞き手/本紙・木曽祐司)

 ――まずは、2019 年の振り返りをお願いします。

 「2019年は、港北区制80周年という節目の年でした。6月のふるさと港北ふれあいまつりでは、区制80周年の記念式典を行い、11月には港北の木であるハナミズキを大倉山記念館前に植樹しました。このハナミズキは1912年に日本から米国へ贈った桜の返礼として贈られ、現在、日本に唯一残っている木から接ぎ木で育てた貴重なものです。

 日本中が熱狂したラグビーワールドカップ2019TMは、横浜国際総合競技場で決勝を含む6試合が開催され、港北の地から全世界に感動を届けることができました。港北公会堂で開催した決勝のパブリックビューイングも満員で、大変盛り上がりました。港北区では3年前から継続して、小学校でのラグビー体験会やタグラグビー教室など、ラグビーに関わる取組みを行ってきましたが、大会開催までに、着実に素地が作られてきたと感じています。

 一方で、台風や集中豪雨など風水害の脅威を再認識した1年でもありました。港北区でも台風19号の際には区内17か所に避難所を開設し、1735人の方が避難されました。地域の皆様にも避難所の運営や要援護者の避難を支援していただき、地域のつながりによる助け合いの重要性を強く感じました。改めてお礼申し上げます。また、新横浜公園にある鶴見川多目的遊水地が機能し、過去に『暴れ川』とも呼ばれた鶴見川の洪水被害を防げたことは、治水対策を進めてくれた先人達のお力によるものと感謝したいと思います。

災害対策、子育て支援に重点栗田区長インタビュー

 そのおかげで、ラグビーワールドカップでは、1試合は中止となったものの、多くの方の懸命な復旧作業により、台風通過後の日本対スコットランド戦は無事に開催され、世界中に横浜の底力を示せたものと感じています。

 また、福祉の分野では、樽町地域ケアプラザの分室が綱島駅の近くに整備されました。樽町地域ケアプラザが担当するエリアは横浜市で最も多い高齢者人口を抱え、鶴見川北側の綱島地区からアクセス面でも不自由な状況にあったため、分室の整備により利用しやすい環境になったと思います。多くの人口を抱える港北区ですので、こうした取組みが他の事業でも先進的なモデルになればと思います」

 ――港北区長として、今年の区政運営における重点事項についてお聞かせください。

 「今年は昨年の風水害等の教訓を踏まえた対策をしっかりと進めたいと考えています。例えば、風水害では、洪水の浸水想定区域内の地域防災拠点などの避難所は、原則として開設しないこととなっており、地震の際の避難所とは開設基準が異なっています。風水害時における避難場所を分かりやすくお知らせするなど、避難行動の支援に力を入れます。

 また、第4期地域福祉保健計画(ひっとプラン港北)の策定を着実に進めます。『誰もが自分らしく安心して暮らせるまち』を目指し、助けあいや支えあいのある地域づくりの基盤となるよう取り組みます。地域の皆様が主体となって進める地区ごとの計画策定は、身近な生活課題を地域で考える機会になればと考えています。

 子育て施策では、保育所整備など待機児童対策を進めるとともに、妊娠期からの切れ目ない継続的支援や、新たに地域子育て支援拠点における『ひととき預かり事業』などに取り組みます。市内で最も出生数の多い港北区が横浜をけん引する意気込みで、子育てしやすいまちを目指します」

スポーツ祭典の舞台に

 ――東京五輪では港北区がサッカー競技の試合会場になります。

 「ラグビーワールドカップ2019TMの経験が記憶に新しいところですが、東京2020オリンピック・パラリンピックでも、横浜国際総合競技場を会場に、オリンピックのサッカー男子8試合、女子3試合が予定されています。男子サッカーは決勝も含んでおり、2002年のサッカーワールドカップ、昨年のラグビーワールドカップに続き、世界3大スポーツイベント全ての決勝会場となるのは、実は世界で唯一です。また、慶應義塾大学の日吉キャンパスではオリンピック・パラリンピックの英国代表チームの事前キャンプが決まっています。英国チームも応援したくなりますね。

 港北区では、この一生に一度の機会を、区民の皆様にも身近に感じていただけるよう取り組むほか、大会中の区内の危機管理についてもしっかりと体制を整備します」

箕輪小、児童最優先に

 ――箕輪小学校がいよいよ4月に開校します。

 「横浜市全体では人口減少の時代を迎える中、港北区は2037年頃まで人口増加が続くと予測されています。日吉・綱島地区では、住宅開発等により近隣小学校の教室数が不足していた現状から、念願の箕輪小学校が開校となります。関係4校の小学校と建設中のマンション等から集まる子どもたちが、安心・安全に過ごせる環境づくりを最優先に考えていきます。また、マンション建設により多くの住民の皆様が転入されることから、自治会町内会など周辺地域の皆様と一緒に、新たなコミュニティと融合した持続可能なまちづくりを進めたいと思っています」

 ――区民へのメッセージをお願いします。

 「2020年は、いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピックが開催される年です。港北区も開催地として、大いに盛り上がりましょう。本年も、『港北区に住んで良かった』と思っていただけるよう、区役所職員が一丸となって区政に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします」

港北区のキャラクター、港北区ミズキーと並んで笑顔の栗田区長
港北区のキャラクター、港北区ミズキーと並んで笑顔の栗田区長

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