インタビュー 「正しい情報のもと、適切な対応を」 港北区福祉保健センター長・北川寛直さん
世界で感染が広がり、新聞やテレビで連日の報道が続く新型コロナウイルス。緊急事態宣言が出された今、一人ひとりに求められる行動等について、港北区福祉保健センター長で医師の北川寛直さんに話を聞いた(4月8日寄稿)。
――改めて、新型コロナウイルスとはどんなものですか?
「これまでに、人に感染する『コロナウイルス』は、7種類見つかっており、その一つが、昨年12月以降に問題となっている、いわゆる「新型コロナウイルス」です。遺伝子配列が、コウモリ由来のSARS様コロナウイルスに近いため、コウモリがこの新型コロナウイルスの起源となった可能性が考えられています」
――感染するとどうなりますか?
「発熱や咳、強いだるさや息苦しさなどが主な症状です。また、嗅覚や味覚が低下することが分かり、新聞やニュースで報道されています」
――どのように感染するのですか?
「現時点では、飛沫感染と接触感染の2つが考えられます」
――予防法や取るべき行動を教えてください。
「具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとることも重要です。また、人込みの多い場所は避け、屋内で互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす時はご注意下さい。加えて、不確かな情報に惑わされて人権侵害につながることのないよう、正しい情報のもと、適切な対応をお願いいたします。最新の情報は、日々更新されておりますので、正しい情報を、厚生労働省や本市のホームページ等にてご確認くださるようお願いいたします」
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